小さなことに幸せを感じれれば、運は見放さない
武者小路実篤
最も進んだ技巧は技巧を忘れさす。
幸福は与えられるより、努力で獲得する方が多い。
誰もが見て、これでこそ人間だと思う一個の人間、自分はそういう人間を実に愛する。
幸福を感じるのには童心とか、無心とか、素直さとか言うものが必要である。
心の美しい者は、皆に愛されるのは事実である。そして恐らく運命にも愛されるであろう。
私は一個の人間でありたい 誰にも利用されない 誰にも頭を下げない 一個の人間でありたい 他人を利用したり 他人をいびつにしたりしない そのかはり自分もいびつにされない 一個の人間でありたい
笑はれるのを恐れるよりは心にないことを云ふのを恐れなければいけない。
結婚するものも仕合わせだし、しないものも仕合わせだ。どっちにも人間としての喜びがある。
死の恐怖を味わうことは、その人がまだ生きてしなければならない仕事をしていないからだ。
幸福をつかむことを恐れるな。
みな身から出たさびだ。さびを出すのが嫌だったら自分を純金にするか、絶えず自分を磨いていなければいけない。自分では何もせずに、さびが出るのに不平を起こすのは己を知らない者だ。
生まれた者は やがて死ぬ者なり 我も亦 やがて死なん だが生きてゐる間は生きる也 我らしく生きる也 何者にも頭を下げず いぢけずに生きんと思ふ
色と言うものはお互いに助けあって美しくなるものだよ。人間と同じことだよ。どっちの色を殺しても駄目だよ。どの色も生かさなければ。
0コメント